吉田修一さんの『熱帯魚』を読みました。
若い大工のお兄ちゃんが主人公になっているの吉田修一さんの作品に多いようです。
汗臭くて、性欲が高そうで、正直で、まじめそうな、そんな主人公です。
対照的に熱帯魚好きな、主人公との同居人はねくらで、何もしない男。
こっちのほうが、現代的な感じがします。
非現代的な、まっすぐであつい主人公と、現代的な、ぬめっとしててまがった同居人と。
物語は出口の見えないまま、主人公の悩める思いをそのままにして終わります。
「パレード」の映画公開まであと19日!
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